FOMESの日々

模型

FOMES designでは、日々の「設計監理」という仕事の中に、模型作りという作業があります。
写真のminaちゃん、何やら遊んでいるようにも見えますが、決してそうではないのです。

模型作りには色々な目的が含まれています。
中でも一番大事な目的は、「頭の中で創造して描いた空間構成に間違いが無いか、描いた本人が立体にして確認する」という事。(あくまでも僕の考えですが・・)
例えば空間の楽しさ、生活動線のスムーズさ、構造の明快さ、外の景色の見え方、光や風の取り入れ方、夜の照明効果、設備機器の相応しい位置と配管経路またメンテナンスの容易さ・・・そして街並みに配慮しつつカッコイイ外観、などなど確認事項は山のようにあるのです。

勿論この模型、設計中だけでなく色んな場面に登場します。
図面やスケッチ等では表現できない、立体の雰囲気を伝えるクライアントとの打合せ、
見積もりの為の確認や、工事の納まり上の事での監督との打合せ、
撮影の為のカメラマンとの打合せ、等々・・・。

本来は「設計図」さえあれば見積もりも出来、その図をもとに家を造る事が出来るのです。
あえて言うなら、その「設計図」の完成度を高める為のスタディーといったところでしょうか・・・。


出来たてホヤホヤのY-house[code name]1/50
(写真を撮り忘れたのですが、勿論屋根が外れて中が見え、インテリアの様子が解かるようになっているのです。)

コの字に囲われたコートに木を植え、木漏れ日が欲しいそうです。
羨ましい。