FOMESの日々

小さな田園の家

「家は、広く感じられて、小さいのが良い」

ある一定の立場の方、また世間に見栄も必要な方々は別にして、気が付けば数年前より、クライアントに対ししばしば登場する台詞。
勿論、本音。
いつ頃からそんな事を僕自身思い出したのでしょう・・・

8年前から今の35坪の家(家族4人)に暮らし始め、その数年後の確か掃除中の妻の言った
「もう少し小さい家でも良かったんじゃない?・・・」という一言。
この言葉がきっかけの様な気もするのですが・・・。

こういった掃除の問題の他にも、家族の気配、冷暖房の効率、メンテナンスの容易さ、そして勿論工事費用等々、

「良い事づくめの小さな家、おまけに設計料も安い(笑)」

と、声高に豪語しているからかどうか・・・最近多いのです。

「小さな家」がテーマの依頼や問い合わせ。

この「小さな田園の家」というプロジェクトもその1つ。

のどかな田園風景(このテーマもなぜかウチのクライアントに人気)、わずか33坪の敷地に計画された、延べ床面積24坪の小さな家。
この小さな空間の中、車3台、そして家族4人の大きな夢が一杯詰まった計画なのです。

実はこの「小さな田園の家」、プロローグ(敷地が決まるまで)があまりにも長く険しく、「よくぞここまで(涙)」といった家物語なのですが、本編はようやくこれから。

この先始まる物語を、ぜひ楽しみながら綴って往きたいものです。
ね!Mさん。