大島ハウス

読み解く鍵

昨年12月25日、土地の所有権が FOMES design に移り、
プロジェクトがスタートしたSTUDY HOUSE vol.3(大島ハウス)。
vol.1は狭小地、vol.2は路面の店舗併用という設定でした。
そこでvol.3は、ごくごく一般的な住宅地でのSTUDYを試みたいと思います。
今回はその舞台となる敷地についてのお話。

大島ハウスの敷地はタイトルの通り倉敷市大島というエリアに属し、
1000㎡超の敷地を6区画に分割した分譲地の1区画。

大島ハウス

分譲地全体では東を除く3方が道路に面しているものの、
一番空間の広がりを感じられ、尚且つ角地となる西側の道路に面する敷地は2区画。
その内南側の敷地は面積が広すぎ、金額的にもSTUDY HOUSEには不向きなため、
結論、北側(46坪)の敷地に決定したのでした。

大島ハウス.2
この北道路を写真奥へ徒歩数分で、万寿東小学校。
並びの3軒は既に地鎮祭を終え配置が地面に・・・

分譲地における区画選びは、勿論人それぞれ好みもあるものの、
大事なのは、すべての住宅が完成したシーンが想像できるかどうか?
それが敷地を読み解く鍵となります。
このエリアは用途地域でいうところの第1種低層住居専用地域。
建ぺい率は50%と厳しいものの、やはり街並みが出来上がると、
ギュウギュウ感は否めません。
冬明るく暖かい、夏風通しの良い家を望むなら、
また分譲地ならではの、隣地とのトラブルのリスク回避を考えるなら、
今回の物件の様な、その他メリットいっぱいの「角地」を考えたいものです。

只今大島ハウスは許認可の申請中。
次回はそんな申請について触れながらも、お楽しみの家の話に移りたいと思います。

大島ハウス.3