FOMESの日々

「愛おしい家たち」展、開催中!

先週水曜日から開催中の「愛おしい家たち」展。
前半の1週間があっという間に過ぎ去りました。

初日から綺麗なお花を手に、たくさん駆けつけてくれた仕事仲間たち、
多忙な中、時間をつくって寄ってくださった建築家仲間、学生の方々、
そしてパネルのモデルにもなって頂いている住人の皆様、
早々のご来場、ありがとうございました。

さてこの作品展、プロローグでは、

僕達のショールーム「CLASS HOME WORKS」がOPENして1年、
またこの春独立20年にあたるひとつの区切りとして、 僕達の学習発表会としてご覧頂けたら・・・

とさせて頂いているのですが、実はもう一つの大切な思いが込められているのです。
以下、エピローグにて・・・

「後藤健治 住宅写真展」 ~あとがきに代えて~

写真家の後藤さんに初めて竣工写真の撮影をお願いしたのは2007年秋のこと。
今思えば、その日暮らしの貧乏設計事務所が贅沢にも、
「この美しい海の景色を、プロの写真家に撮ってもらいたい!」

と思わせてくれた『牛窓 夏の家』がきっかけでした。

以来今日までの五年と半年、苦労の末完成した愛おしい家たちや、またその住人である家族の満面の笑顔をとらえる、彼の温かい眼差しと、嘘偽りのない自然な写真に魅せられ、気がつくと僕自身が、写真家 後藤健治の一ファンになっていたようです。

普段、クライアントがウチの事務所を訪ねて来てくださるきっかけのほとんどは、
ホームページを見て頂いたからのようですが、考えてみるとそのホームページの中のほとんどを構成する彼の写真に魅せられたからではないのか・・・
という事は、彼はFOMES design の影の営業マンなのか・・・
という事は、こんな吹けば飛ぶような小さな設計事務所がなんとか食べていけるのも、
恥ずかしくて口には出せない額ではあるが、スタッフに給料を渡せるのも、
彼のお陰なのか・・・

なんて思うようになってからは、
「とてもじゃないが彼に足を向けてなんて寝られない」

昨今そんな気持ちで一杯なのですが、何分面と向かってのお礼は、こっ恥ずかしくて・・・
そこで思いついたのが、今回の作品展の裏タイトルを、
「後藤健治 住宅写真展」
とさせて頂いて、日頃の感謝のお礼に代えさせて頂きたいと思います。

さあ!この文章をお読み頂ければ、写真を観る目が、気持ちが、少し変わっていませんか?
是非、もう一周ゆっくりと、彼の写真を、彼の魂を、ご堪能ください。

と、こんな言葉で締めくくらせて頂いています。

会期が残り1週間となった後半戦が、明日から始まります。
そんなたくさんの思いの詰まった作品展、是非その目でご覧ください。
お待ち致してます。