高性能な建売住宅

Posted コメントするカテゴリー: 大島ハウス

大島ハウス.1

STUDY HOUSE vol.3(大島ハウス)の確認申請(建物を建築するために必要な申請)が許可されました。
残る許認可はあと一つ、昨今のFOMESの定番、長期優良住宅が認定されればいよいよ着工です。
ところで、皆さん『長期優良住宅』ってご存じですか?
2009年に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」というもので、
「耐震性」「維持管理・更新の容易性」「省エネルギー性」など9つの観点から、
高い基準に適合した住宅だけが認定されるという制度。
ざっくばらんに言うと、「いい家を造って、きちんと手入れをして、長く大切に住まう」
そんなコンセプトの、政府が普及促進している長持ちする住宅のこと。
他にも金利、税制面等様々なメリットがあり、この法律が施行されて約6年、
FOMES施工事例の約半分の家が、クライアント希望によるこの『長期優良住宅』。
それだけ住宅に対して見た目の満足感ばかりでなく、裏付けのしっかりした良い家を求める方々が増えたということでしょうか。

また「リノベーション」という言葉がもてはやされている昨今、
今後益々リフォーム需要が増えていくであろう時代にあって、
実際フルリフォームとなると新築と費用が変わらない原因は、耐震補強と断熱補強の必要性ゆえ。
長期優良住宅によってその問題が解消されれば、将来の何らかの必要に迫られたリフォームも、 もっと安価に楽しく夢のあるものになるはず。

今回の「大島ハウス」は建売でありながらも『長期優良住宅』。
そんな高性能な建売住宅なのです。

さて、敷地に地縄という建物の位置を示すラインが引かれました。
まもなく現場が始まります。

大島ハウス.3

読み解く鍵

Posted コメントするカテゴリー: 大島ハウス

昨年12月25日、土地の所有権が FOMES design に移り、
プロジェクトがスタートしたSTUDY HOUSE vol.3(大島ハウス)。
vol.1は狭小地、vol.2は路面の店舗併用という設定でした。
そこでvol.3は、ごくごく一般的な住宅地でのSTUDYを試みたいと思います。
今回はその舞台となる敷地についてのお話。

大島ハウスの敷地はタイトルの通り倉敷市大島というエリアに属し、
1000㎡超の敷地を6区画に分割した分譲地の1区画。

大島ハウス

分譲地全体では東を除く3方が道路に面しているものの、
一番空間の広がりを感じられ、尚且つ角地となる西側の道路に面する敷地は2区画。
その内南側の敷地は面積が広すぎ、金額的にもSTUDY HOUSEには不向きなため、
結論、北側(46坪)の敷地に決定したのでした。

大島ハウス.2
この北道路を写真奥へ徒歩数分で、万寿東小学校。
並びの3軒は既に地鎮祭を終え配置が地面に・・・

分譲地における区画選びは、勿論人それぞれ好みもあるものの、
大事なのは、すべての住宅が完成したシーンが想像できるかどうか?
それが敷地を読み解く鍵となります。
このエリアは用途地域でいうところの第1種低層住居専用地域。
建ぺい率は50%と厳しいものの、やはり街並みが出来上がると、
ギュウギュウ感は否めません。
冬明るく暖かい、夏風通しの良い家を望むなら、
また分譲地ならではの、隣地とのトラブルのリスク回避を考えるなら、
今回の物件の様な、その他メリットいっぱいの「角地」を考えたいものです。

只今大島ハウスは許認可の申請中。
次回はそんな申請について触れながらも、お楽しみの家の話に移りたいと思います。

大島ハウス.3