2世帯の円満生活を実現する長屋式住居。
双子の様な2つの家が納戸を挟んで仲良く並んで建っている。
一方は老夫婦がおすまいの親世帯、もう一方は若夫婦と男の子の3人家族の子世帯。
生活の上で完全分離の長屋式二世帯住宅。
二世帯住宅の計画の場合、一番トラブルの原因になるのが音の問題。
世帯を上下に重ねた一戸建ての、それも木造の場合、
世代の違いによる家族団らんと就寝の時間の差によって生じる両家からの好まざる音。
この問題を回避するため今回採用した長屋式、
両家が円満に生活できる好例ではないだろうか。
建設地: 岡山県岡山市
延床面積:296.76㎡
建築面積:160.25㎡
竣工: 2008年10月
特記設備:蓄熱暖房器
撮影: 後藤 健治